基幹技能者制度は、平成20年4月1日より、建設業法の改正により国土交通大臣登録制度となりました。
平成22年2月22日現在
東京鉄筋工業協会の登録鉄筋基幹技能者数は、108名です。(平成22年10月現在)
登録鉄筋基幹技能者とは?
鉄筋基幹技能者とは、現場で働く鉄筋技 能者を束ね、指示指導しながら「鉄筋工事の 責任施工」を実施する熟練技能者で、上級 職長に位置づけられる、文字通り技能者の最高峰に立つ大変有能な鉄筋技能者です。
この資格は、国土交通省が建設業構造改善事業の一環として作成した「基幹技能者 の確保・育成・活用に関する基本指針」に基 づいて(社)全国鉄筋工事業協会が認定する 国土交通省の登録資格です。
現在、この資格制度を取り入れている業種は、 鉄筋をはじめ21職種になっております。
登録鉄筋基幹技能者の役割
- 施工範囲の確認 (契約に含まれる施工範囲の確認・調整)
- 施工方法の確認(仮設工事、施工順序、施工上検討項目の確認)
- 施工方法の提案(新工法、工法改善、設計変更等の提案)
- 品質管理(自主的配筋検査と不具合箇所の処置)
- 工程管理(元請、他職との工期打合せと労務手配)
- 安全衛生管理(現場での安全衛生責任者を務める)
- 原価管理(各部位別の歩掛かり把握と契約範囲の把握)
- 他職種との連絡調整 (とび土工、大工、設備業者等との打合せ)
登録鉄筋基幹技能者カリキュラムの一例
9:00〜12:00 | 13:00〜17:00 | ||
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1日目 | 開校式・基幹技能者概論・原価管理 | 昼食 | 建設概論・関係仕様・法規等 |
2日目 | 品質管理 | 昼食 | 施工管理(設計者から見た配筋) |
3日目 | 安全・衛生・環境管理 新工法・工法改善事例研究 |
昼食 | 修了試験・業界幹部講話・終了式 |